はじめに
「試験本番で、普段どおりの力を発揮する。」
これが意外と難しいものです。
どうしても、本番直前になると、不安や緊張がついてきます。
筆者も、日商簿記、TOEIC、中小企業診断士などを受験してきましたが、その都度めちゃくちゃ緊張してきました。
「苦手な分野が出題されたらどうしよう?」
「テンパったらどうしよう?」
「ミスしたら、また1年待たないといけない」
こんな感情に、ビクビクしていました。
ですが、経験を重ねる中で、いくつかの鉄則に気が付きました。不思議なことに、この鉄則を実践すると、以前よりも落ち着いて試験に臨むことができた記憶があります。
今回は、この2つの鉄則をご紹介します。
緊張の中、力を発揮する方法はいろいろありますが、今回ご紹介する方法は、いずれもめちゃくちゃ単純です。
「誰でもできる」、「緊張しててもできる」、「試験中でもできる」という方法です。
筆者が受験した中小企業診断士の一次試験も来月に迫っていますし、明日以降も試験がたくさん実施される予定です。
「これまで一生懸命努力してきたのに、緊張のせいで実力が出せなかった」というのは、あまりにも気の毒です。悲しすぎます。
「本番で自分の力を発揮したい!」と考える方は、ぜひ最後までご覧ください!
鉄則1 自分のベストを出すことだけを考えよう!
試験直前、あるいは試験中に考えるべきことは、なんでしょうか?
それは、「自分のベストを発揮する」ということ。これ以外のことは、極論どうでも良いです。
戦いの中で、「試験でミスしたらどうしよう?」と、結果を気にするのはナンセンスです。まったく良いことがありません。マイナスなことばかりです。
自分にできることをやる。自分ならできる。
ただこれだけです。
筆者の経験上、「合格しよう」と考えれば考えるほど、悪い結果になります。
集中すべきは、自分にできることをすることであり、結果を出すことではありません。
あくまで、結果は力を出し切った「その先」です。
だから、試験直前考えることはシンプルで良いのです。
あの中田英寿選手も、このような言葉を残しています。
これをやれば勝てる、というものはない。自分のベストを尽くすだけ。後はもうなるようにしかならない。
中田英寿 (引用元 名言集|心を揺さぶる最高の言葉)
シンプルですが、深い言葉です。
緊張や不安や諦めなんて、置いておきましょう。
まずは自分の力を出し切る。これが第一です。
鉄則2 「いつもと違う」と思ったら、深呼吸10回!
鉄則1「自分のベストを出すことだけを考えよう!」は、非常に効果があります。
ですが、それでも緊張してしまうのが本番です。
そこで、緊張したら「深呼吸を10回」しましょう。
5回でも良いですが、できれば10回しましょう。試験中の場合、残り時間と相談しながら、できる限り多く深呼吸しましょう。
10回というと結構な時間がかかります。この時間が、落ち着きをもたらしてくれます。深呼吸している間に、落ち着くことができるのです。
また、深呼吸しながら周囲や外の景色を見るようにしましょう。緊張すると、どうしても近くばかり見てしまい、余裕がなくなるので。
身体を伸ばしながら深呼吸し、窓の外、天井、受験者の様子、試験監督者の様子など、眺めてみましょう。
※試験中は、試験監督者を見る程度に留めましょう。他の受験生への配慮をお忘れなく。
そうやって、深呼吸しながら周囲を見ていると、「他の受験生は意外と緊張してそうだな」、「自分は周囲を見る余裕があるな」という風に、自然と余裕が生まれてくるものです。
大事なことは、「10回」という回数。
深呼吸は、かならずあなたを落ち着かせてくれるはずです。
まとめ
- 「自分のベストを発揮する」ことだけを考えよう!
- 緊張したと思ったら、深呼吸を10回しよう!
さいごに
今回の記事では、本番直前〜本番において、力を発揮するための2つの鉄則をご紹介しました。
重要なことは、「自分の力を出し切ることだけを考える」、「いつもと違うと思ったら、深呼吸10回」の2つだけです。これなら、試験中でも実践できそうです。
緊張するのは、仕方ありません。それは一生懸命やっているからこそです。
だからこそ、緊張を理由に力が発揮できないのは悲しいです。
シンプルに考えましょう、そうすれば、道は開けます!